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経営事項審査結果で総合評定値P点をあげて等級格付をランクアップ

経営事項審査

会計法、地方自治法においては、発注者は競争に参加できる資格を定めるようになっています。

これに基づいて、各発注者は、事業者の規模などに応じて、事業者をランク分けして、その 名簿を作成しています。

建経営事項審査には「売上高の振り替え、積み上げ」というのがあります。

経営事項審査を受審するには、ある業種の工事の完工高を他の業種の工事の完工高に、振り替えて、積み上げて、申請をすることができます。

この振り替え、積み上げは、虚偽申請や売上高の作出にはなりません。

総合評定値P点とは

経営事項審査は、建設業許可業種区分ごとに総合評点Pで評価します。

総合評点P = 0.25X1 + 0.15X2 + 0.2Y + 0.25Z + 0.15W
(*)小数点以下に端数がある場合は四捨五入します。

総合評点Pのウェイト

X1:完成工事高評点
X2:経営規模評点
Y:経営状況分析評点
Z:技術力評点
W:その他評点

完成工事高評点X1と技術力評点Zは、業種区分ごとに算出して、それ以外は共通になります。業種によって変わることはありません。

各評点は、制度設計時点で700点が平均になるように設計されています。

各評点のうち、最もウェイトの大きい完成工事高評点X1と 技術力評点Zをアップさせることが 評点のアップへつながります。

経営事項審査の結果である総合評定値P点を上げる

完成工事高の業種間の振り替え

経営事項審査を受ける場合、業種間の売上高、完成工事高の振り替えが認められています。

東京都であればの、次の振り替えできます。

専門工事から一式工事への振り替え

振替先の一式工事 ← 振替元の専門工事
土木一式工事 ← 鉄筋・舗装・しゅんせつ・とび・石・タイル・鋼構造物・水道施設
建築一式工事 ← 鋼構造物・鉄筋・板金・ガラス・塗装・防水・内装・建具・解体大工・左官・とび・屋根・タイル

専門工事から専門工事への振り替え

専門工事 ←→ 専門工事
電気 ←→ 電気通信
管 ←→ 熱絶縁
管 ←→ 水道施設

とび ←→ 石
とび ←→ 造園

鉄筋工事や舗装工事の売上高を土木一式工事に振り替えることができます。塗装工事や内装工事の売上高を建築一式工事に振り替えることもできます。

電気工事の売上高を電気通信工事に振り替えること、熱絶縁工事の売上高を管工事に振り替えることができます。

ただし、振替元の業種で、経営事項審査を受けることはできません。

鉄筋工事の売上高を土木一式工事に振り替えた場合には、鉄筋工事で経審を受けることができなくなります。

振替元の業種の一部の売上高を振り替えることができません。

鉄筋工事の売上高、1億円のうち、7000万円を土木一式工事に振り替えるといったことはできません。振り替える場合には、振替元の業種のすべての完成工事高を振り替えなければなりません。

事業年度ごとに振替先を変えることができません。

経営事項審査では、審査対象事業年度および前審査対象事業年度の売上高を計上する場合。

審査対象事業年度の、とび工事の売上高を土木一式に振り分けて、前審査対象事業年度の売上高を建築一式に振り分けるといったように、振替先を振り分けることはできません。

建設業許可を持っている業種であること。

振替元・振替先ともに建設業許可を所持している業種であることが必要です。

振替後のP点

完成工事高の業種間の振替を行うとP点は上昇します。

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